本物のイタリア製品を求める。

そう考えた時に浮かんだのは、

サルバドーレ工房のヴェネチアングラスだった。

初めてヴェネツィアを訪れてから

ソフィアート（吹きガラス）を買い付けている工房だ。

大きな炉から取り出されたガラスを

工房恩外まで長くのばされたガラス棒、

そのガラス棒から再びグラスや花瓶や吹きガラス

が形作られる。

初めてイタリアを訪れた時から考えると

世の中は目眩く価値観が変わって行った。

そして私たちは、

そんなものに流されてしまいそうになるのだが、

ヴェネチアングラスを見ると、

自分なりのスタイルを教えてくれるかのように、

いつまでも堂々としている。

グラスを手に取れば、

何故ヴェネチアングラスが良いか、

わかるはずだ。

ぐらす堂